小湊鉄道
ゴールデンウィークに伴う連休ということで房総半島の山の中に行ってきました
まずは東京駅から小湊鉄道の起点である五井を目指します。通勤ラッシュを避けるために朝一のさざなみ号を使いました。ここでは平和な車内も蘇我を過ぎたら大量に乗り込んで満員になってしまいましたが…
そして到着。ここでは関東からはほとんど姿を消したと思われる113系がまだまだ頑張っています。
小湊鉄道に乗車
こちらが五井駅の小湊鉄道のホームです。一日乗車券などは写真に写ってる窓の所で売ってます。改札が共通で、JRから直接乗り継げるため、通路には線内でSuicaやPASMOは使えないという注意書きがたくさん貼ってありました。
こちらが小湊鉄道で使われている車両です。旧型の気動車がいかにもローカル線という感じを出しています。他のローカル線はもちろん大手の路線まで次々にワンマン運転にしているご時世ですが、こちらは全列車車掌乗務となっています。
時刻表。一見、まぁまぁ本数はある方だと思ってしまいますが、大半は7駅先の上総牛久までの運転で、そこから先は本数が激減します。
駅の横には車両工場があります。
まずは海士有木(あまありき)という駅で降りてみました。かつてはここから分岐して千葉まで路線を引く計画があったようですが、途中まで引いた千葉急行が経営難で廃業となっており、ここから分岐線が出ることはないでしょう。
駅のそばで警報機のない踏切を発見。
その踏切の横から
続いて光風台で下車。左の山の斜面にあるニュータウンのための駅だそうで、小湊鉄道内唯一の跨線橋完備駅という(たぶん)破格の待遇になっています。
駅前はこんな感じ。よく見ると駐車場の車止めに使用済みレールが…
光風台を出た後は県道と平行した長い直線となっていて、周りが一面田んぼということもあり非常に見通しがいいです。
ちなみにこんな設備も…
大半の列車の折り返し駅である上総牛久を過ぎると一気にローカル色が高まります。この区間は、交換設備がすべて廃止され1列車しか入れないような状況になっています。
上総鶴舞駅。「関東の駅100選」に選ばれており、駅舎の横には記念の石碑が建てられています。
2面3線の配線になっていますが、駅舎側の1線しか使われていません。駅周辺に植えられた(?)木々がいい感じです。
高滝ダムを渡ります。この橋の部分だけ妙に近代的。
続いて飯給駅で下車。山の中にある小さな駅です。
こちらが駅舎…というより待合室。とそこへ至る道。ホームが見えないと駅と思わないような…
後ろから写すとこんな感じだしw
線路にトカゲが這ってました。
飯給駅に入線する列車。
終点一つ手前の養老渓谷駅。1日に10本程度の列車の半数はここまでの運行となっています。ホームが2面ありますが、片方しか使われていません。
養老渓谷から終点の上総中野までは1日に5本のみしか運行されません。そのため保線作業の頻度が低いのか線路も荒れ放題となっています。
大きな竹が見えてきたら終点の上総中野までもうすぐです。
終点、上総中野駅に到着です。到着前に見えた大きな竹はトイレでしたw
1日5本の時刻表、最初の五井駅の時刻表と見比べてみるのもいいかも…東北のローカル線といい勝負ですな。関東にこんなところがあったとは…
駅舎の反対側のホームはさらに先へ向かういすみ鉄道のホームとなっています。