岩手ローカル線の旅

今年の18きっぷ旅行のメイン、岩手です。20日夜に夜行バスで盛岡へ出発。そこから花巻→釜石→宮古→岩泉→宮古(ここまで1日目)、宮古→盛岡というコースで乗ってきました。

また、このコースでは盛岡に戻る時点でまだ11時なので、さらに大曲から新庄へ出てもうすぐ車両置き換えになるだろうと言われている山形新幹線400系つばさ号グリーン車に乗るというおまけつきです。

東京→盛岡 夜行バス

去年の仙台→東京に続き2度目の夜行バス。ただし今回は東京バスターミナルから往路で使うというのが前回との違い。去年の仙台のまったり具合からするとこっちは戦場ですな。前日(コミケ最終日)とかどうだったのだろう(ちなみにこの日もそういう荷物を持った人が数名いましたw)

関西方面の乗車場。ダブルデッカー当たり前のような感じでかなりの盛況ぶりが伺えます。2枚目のは巨大バス車両を使った青春メガドリーム号。曲線を曲がる様子を見るとその巨大ぶりがわかります。

今回乗車する盛岡行き「らくちん3号」(しかしなげやりなネーミングだな)に先行する「らくちん1号」2台での運行(1号車がJRバス東北、2号車が岩手県交通)のようです。こちらは池袋経由というので盛岡へ直行する3号にしました。しかし関西方面への車両に比べるとえらくショボいな(特に1号車のJRバス東北)

その後、東北方面の乗り場には名古屋行きのバスが4台(!)とつくば行き(この他に長距離の夜行バスにまぎれて吉川、松伏行きとか千葉方面のバスが発車していく。松伏とか吉川とか見ると仕事を思い出してなんかorz)のバスが入線。しかし乗車券に表示された席番と実際のバス車両の席番が合わなかったのか発車が遅れに遅れ、この煽りを食らってらくちん3号も15分の遅れ、車両はJRバス関東のスーパーハイデッカー車でした。

盛岡駅

夜が明けて盛岡駅に到着。やっぱり眠気は取れるものの眠ったという感じにはなりませんな。駅前で松屋が開いていたのでそこで朝食。

朝食後もはまゆり号発車までまだ時間があったので駅に到着する列車を撮影です。

宮古まで行ってから乗る山田線とJRに切り捨てられたIGRいわて銀河鉄道。IGRのホームは完全に隔離状態で改札も分離、しかもJR改札から遠いときて、乗り継ぎの人は大変な感じでした。

通勤ラッシュ輸送には旧型気動車も関係なく駆り出されるようで……まさか東北本線内の列車にこれが使われているとは思わなかった。趣味的に乗るのならともかく日常的に使うとなると勘弁して欲しいという感じですなぁ。

花輪線からの直通列車。こちらはちゃんとキハ110が使われているようです。

秋田新幹線こまち号が走る田沢湖線普通列車の発着ホーム。新幹線車両用の標準軌のため、他の番線のレールとは完全に分離しています。ちなみに臨時列車などで新幹線に乗り入れないこまち号もここに入線します(そういう風景も見てみたいな)

IGRから東北線へ直通する列車。まだ通勤ラッシュの時間のため「長い」6両編成です。2両とかが標準なので6両でもえらい長く感じる……

盛岡駅の時刻表と戻ってきた山田線列車。この時間の山田線は3つ先の上米内までの区間運転のため、すぐに戻ってきます。

釜石線 快速はまゆり

まず最初はここでしか見られない、キハ110のリクライニングシート車に乗るということでこの列車。今は快速列車として使われてますが、元々は急行陸中の置き換え用として製造されたJR唯一の急行型車両といえるかもしれません。

はまゆり号の発車を案内するLED(下段の7番線に表示)とホームに入線する車両。入線時には突然激しい雨が降ってきました。

元々は3両全てリクライニングシート車でしたが、現在は1号車のみセミクロスシートの一般車両となっています。

側面の表示器に行き先とセットで自由席、指定席の別も表示されます。

リクライニングシート車の車内。座席のカバーはよくある布製ではなく、あまり交換する必要がないビニール製です。乗務員室がない方の連結部はボックスシートになっています。しかし扉なしのデッキとか車端部のボックスシートとかどっかの特急車で見たような設備ですなwセミコンパートメントで」とか頼むとボックスシートの指定券が出てくるのだろうか?

列車は釜石線の遠野を過ぎると一気に山岳地帯へ入っていきます。こういう風景はなかなかいいもんです。そんな山の中を走っていると……

突然下の方に線路が……このあたりは釜石線しか走ってないはずだが……

調べてみるとヘアピンカーブみたいな形になっているのねこのあたり勾配が激しいんだろうなぁ。

カーブの途中にある陸中大橋駅、対向列車との行き違いも行う駅で、元々はそれなりの駅舎があったようですが今は見ての通り(´・ω・`)ショボーンな状態になっています。2枚目は先ほど通ってきた線路を下から撮影。線路はこの橋の鉄骨の中を通ってる気もしますが、実際には上部に通ってます。

釜石駅

釜石に到着。ここは内陸部から来る釜石線、海沿いに南下する三陸鉄道と海沿いに北上する山田線の接続駅です。

……といっても列車はこの程度しかありませんが……

ここまで乗ってきたはまゆり号は引き込み線へ引き上げていきました。

駅のはずれにぽつーんとある三陸鉄道のホーム。でっかく「盛」と書かれた方向幕にかなりのインパクトがありますw ちなみに読みは「さかり」駅の案内などではひらがなで書かれていることが多く、最初、「さかり」って何?と思ってしまった。

しばらくして乗り継ぎの山田線列車が入線。右に写ってる長いやつではなくw 左の2両編成です。

ホームから釜石線遠野方面(左の線路)と山田線宮古方面(右の線路)の写真を置いて続きは次回ということで。