成田スカイアクセス、芝山鉄道
久々の鉄道ネタ。160km/h運転の新線開通となれば行かないわけにいかんでしょう。ついでに前々から一度乗ってみたいと思っていた「日本一短い鉄道」芝山鉄道にも乗ってきました。
スカイアクセス線、アクセス特急
まずは新しくなった日暮里駅からスタート。行きは一般車(アクセス特急)で全面展望をしながら行き、帰りにスカイライナーの160km/h運転を堪能するというコースです。
ボロくて狭かった日暮里駅もえらい綺麗になっていました。1階は上野方面ホーム、2階がコンコース、3階が成田方面ホームとなっており…
さらに3階はスカイライナー専用ホームと一般車用ホームとに分かれています。しかし入線するやいなやみんな一斉にカメラや携帯電話を取りだして撮影するとか…これから海外という人もいるだろうに
出発した列車はビルの谷間に消えていきます。
日暮里から新線であるスカイアクセス線を経由する一般車はないので途中の青砥で乗り換え。複々線になるので同時発車も見られます。下はアクセス特急を案内する表示器。
やってきたのは京浜急行のステンレス1000形(通称、銀1000)こんな遠いところまで…と言いたくなるような運用形態ですな。
高砂駅を本線経由の列車と同時発車すると列車は北総線内へ。東松戸を過ぎると両側に成田新幹線の用地だったと言われる空き地が広がっています(新幹線はもうなくなったからかバイパスの工事が始まってるが)。…しかしこんな所で長時間停まっていればそりゃ虫も入ってきますわな(参考)
印旛日本医大駅を過ぎるといよいよ新線区間。スカイライナーは160km/h、一般車も120km/h運転の世界に入ります。
新線区間唯一の駅、成田湯川では160km/hで走るスカイライナーの待避が行われます。電車に乗っていてもかなりの衝撃がきました。恐るべし…
成田湯川を出発すると分岐側(カーブしてる方)も160km/hで通過可能な特大分機器で複線から単線に、JRと合流した後併走という区間に入ります。成田エクスプレスと競争かと思いきや信号所で足止めされてあっさり抜かれるばかりかJRの信号所ですれ違って来た上りの成田エクスプレスまで来てしまうという状況に…速さを求めるならスカイライナーに乗りなさいということですねハイハイ
そして空港第2ビル駅に到着。空港関連の駅は京成本線とスカイアクセス線のどちらから来たかを見分けるために前後で停車位置を分け、双方を行き来するには中間改札を通らないといけないというスタイルになってました。ただ、第2ビル駅では用地の関係で京成本線経由の上り列車だけはスカイアクセス線ホームにはみ出して停車するという状況になっているようですが…
東成田駅、芝山鉄道
京成の第2ビル駅を出ると正面に怪しげな通路が…
どーん!人気のない果てしなく続く地下通路…これこそが空港第2ビル-東成田駅の連絡通路です。
通路は非常に綺麗に整備されているのに人っ子一人いないというのがある種の不気味さを醸し出しています。そこら中に設置された防犯カメラもまた…
500m近くを歩きようやく出口…しかしそこは
なんだこの足音を立てるのも憚られるような静まりかえった薄暗い空間は(;´Д`)…
賑わっている空港駅から来てるだけにギャップが恐ろしい
出口へのエスカレーターが止まってる…
外に出てみた。ここはかつて成田空港駅だった東成田駅。当時は空港への客をさばくために広いコンコースや出入り口などを用意したのだろうが今となっては…
改札に入りホームに降りると暗闇の中に閉鎖されたホームが見えます…というか稼働中のホームもなんか薄暗い…おそらく開業時から特に改良などもせずそのままなんだろうな…廃止された博物館動物園駅を思い出します。ここは廃止されることはないと思いますが…
しばらくすると芝山千代田行きの列車が入ってきました。場内アナウンスなどは一切ありませんでした。
なんともうらぶれた雰囲気の東成田を出発して数分。終点の芝山千代田駅へ。さすが日本一短い鉄道ですな。京成線の一部分としか思えない。
車両も京成だし
…と思ってたら落とし穴が…なんとICカード非対応というorz
駅1つだけなんだからなんとかしろよと思いたくもなるがどうしようもないので窓口で運賃払って処理票をもらいました。
そういえばある時期のレポートなどを見ると車内に警備員が常駐して写真でも撮ろうものなら職質されるとか見たことあったけど(行きたくても行かなかったのはそういうのもあったから…)今日はそういうのはなかったな。
ちなみに芝山鉄道所有の車両はこちら。京成からリースという形になっているのでラインカラーが違う(緑と赤)だけです。編成が8両編成のため、日中は6両編成が運行している芝山鉄道内に入ることはありません。
スカイライナー
成田で一度降りて昼食の後、成田空港駅へ。さすが新幹線を通すことを考えていただけあってスペースはありますな。8両編成×2の長さのホームも余裕です。
早速ライナー券を買って車内へ。電源も完備されてるのね、さすが。
スカイライナーは隣のJR線とほぼ同時発車。第2ビル発車時はこちらに速度制限があったのでしばらくは先行されたけれど…
いきなりぶっちぎりですw さすが160km/h走行。向こうはせいぜい120km/hだしね。
スカイアクセス線内は引き続き160/hで爆走(・∀・)
北総線内に入ると130km/hに(・A・)
京成線内に入ると…100km/h…出てるのか?(´・ω・`)
んー、わかってはいるがやはり実際に走ると既存路線との差が…
最後は博物館動物園駅を眺めて締め
上野では本線経由のライナーとして運行されているシティライナーと並びました。